全部覚える気か

…というほど同じ本を毎日読み返していたりする生産性の皆無な今日この頃です。
お友達に勧めてもらった｢翼の帰る処/妹尾ゆふ子｣と言う本がとんでもなくツボでした。
もうヤバイ。
過去最高に私のツボをつく主人公だった…！(笑)

私の蔵書は基本ファンタジー・SF・ミステリ(あとたまに時代物)に分類されるものしかないといっても過言ではないのですが、圧倒的に多いのがファンタジーで、とにかく数を読んでいるから面白いと思う本は結構あったりするんですが、主人公にこんなに惚れこんだ本はないよ。
いやいやマジで。

まあ総じて私は黒髪のキャラに激弱なんですけれども、その上さらに三十路後半+病弱+常に丁寧語+長身＋無駄に勇敢というとんでもない…無謀と言うのはアレですが、まさに無駄に勇敢。本人が強いわけでもなく、どちらかと言うとデスクワーク派の体力皆無ですぐ倒れるのに、なぜそこで自分が立ち向かうのかと言う…あんまり一生懸命なので微笑ましくなってきましたよ…いや三十路も半ばを超えた男に微笑ましいも何もあったもんじゃないけど、なんかこれは読んだらそう感じ取るしかない…
あっあとたぶん最大の要因は歴史オタクだ(笑)主人公が。
とっても良く解るよ！

と言うわけで大変王道なファンタジーなのに主人公が前述の通りでして、えっ話の流れから先を想像するに、この人世界を救ったりするの…？できんの？無理しちゃダメ…！と言う気分でいっぱいになるわけです(笑)
なんかあまりにも私の好みを凝縮したようなキャラなので、まったくほかのことをせず先週からどっぷり読みふけっているわけです。
ええまあ、何度もな。
どうしても入手時期がずれてしまって抜けていた途中が先週末やっと手に入ったと思ったらもう最初から読み直し。
その前に手元にある3冊は少なくとも2回は読み返しているので、都合3回目。
でもまったく飽きてこないと言うのがすごい…というかもうすごいとしか言いようがない。
この本をきっと私は好きだと思うよ、と薦めてくれたお友達はものすごく私の好みというか読書傾向を把握しすぎですよ(笑)

てゆかこれノベルスなので、通常の文庫より話が長いのがまた好みです。
どうも最近ラノベは物足りなくなってきていて、もっと複雑で長い話を読みたいなーとノベルスに手を出し始めた矢先です。
レーベル自体はここ数年で出来た新設レーベルなので、入手が難しいのが難点ですが。
あとその前に読んだ｢翼を継ぐ者/九条菜月｣と言う本も相当ハマっていて続き楽しみ。
こちらは主人公が女子で、平民から突然貴族の跡継ぎに押し上げられると言うやはり王道な展開です。ヤエトさんとは違って何にも知らない普通の女の子が強制です。
どちらもブクログに登録してあるので気になった方はぜひ。

しかしノベルスは基本続き物は続編がとても遅い傾向にあるので、続きを待っている間がとてもやきもきします…
年1冊発行とか言う超スローペースなシリーズをもう6年くらい読み続けているわりにはまだまだ忍耐力が足らないと言う話です。

な、わけで殆ど丸暗記するかの勢いで同じ本を読み返しているわけです。
アホです。
そんなこと繰り返してる暇あるんならいい加減トプ絵を何とかしなさいと、そういう話です。