すごい話だ。

例によって弟さんがなんか借りてきてくれたのでこの切羽つまり気味な時期だというのに映画観てしまったです。
(駄目じゃん)

去年｢日本沈没｣という映画が公開になりましたけど、同時期に公開していた｢日本以外全部沈没｣という映画をご存知でしょうか。
冗談のようですがマジでこのタイトルで公開してました。
当然のように大きなタイトルではないので、この辺じゃ公開してくれなかったんですけど、すげぇ気になっていたわけですよ。

ようやっとレンタルに空きが出てきて借りてこれたらしく、弟さんが得意満面で｢観ようぜー｣と言ってきたのでうっかり鑑賞。

てゆーかいろいろすごい。
いや、基本はかなりブラックジョーク満載のコメディなんですけど、ところどころに現代日本の悪い面がちらほら。問題点もちらほら。
キャストも面白いし、問題の挿入方法も面白い。
なんかいろいろ考えさせられます。いい映画ですよ。
なんつーか、日本人から見た外国人がすごい。
よくアメリカ人が微妙な日本を描いた映画を撮ってますけど、それの逆バージョンみたいな。

この狭い国土の人口がいきなり5倍に膨れ上がったらどうなるのかという、非常にわかりやすい問題が前面に押し出された作りになっていて怖いですよ。
ちょっと食料自給率とか低すぎですから、自給自足の心を取り戻したほうがいいかもしれません、この国。
日本が沈没する確率はゼロじゃないですが、日本以外の国が沈没する確率もゼロじゃないんだなあ、と思うと…ううん。
生き物の基本ですから、やっぱ食糧問題はアレですね、怖いですね。
豆腐の値段がアホみたいに上がるとか。
池で飼育されてる錦鯉がみんな喰われちゃうとか。
妙にリアルで。

いろいろ言うより、見てもらうのが一番いいんですけどね。
ぶっちゃけ面白いんで、機会があればお勧めします。


しかし肝心の｢日本沈没｣はいまだに軒並みレンタル中で、見れるのはもう少し先になりそうです…観たい映画いっぱいあるのに。