タンブラー

環境問題が取りざたされる昨今、スタバとかいろんなところで売っているタンブラーですが、私はコレを目に付くと買ってしまうという大変エコなのか無駄なのか解らないことをしております(笑)
ほとんど自宅でのみ使用だからね。

先日、箱根でまた買ってしまいました…だって可愛かったんだー
やたら増えるのはまあ、いいんですが(多分良くない)、収納場所に困っていたりいなかったり。
スタバのはほぼ季節ごとにうっかり購入しております。
時期によっては2種類とか。
そして今現在も横にありますが、タンブラーの中身はチューハイだったりします…おまえどんだけ。

でもこのタンブラーはわりとかっこよかったり可愛かったり便利だったりするので、全然後悔はしてないんだ！
そのうち棚に専用の収納場所が出来そうな勢いですね。


で、もう1ヶ月くらい経ってしまいますが｢手を繋ぐ｣という課題がやっと消化できた！ので、とりあえずブログに落としておきます。
幻水じゃないです。
他の皆様のように登場人物ぼかしとか全然してません(笑)
そんなわけで多分、私とMさんだけが楽しいブツに仕上がりました。

突っ込みは受け付けないんだぜ…！

君がいる、のは、多分ほんとうだと思う。

窓ガラスに映る顔は、多分自分のはずだ。ちがうのは、普段は髪に隠れているはずの右目が見えているように映っていることだけ。
不意に、窓ガラスの中の僕が、唇の端をを少し上げて笑った。
冷たい、笑みを。
僕じゃない。
握り締めた手のひらに力が入る。
僕じゃない。
これは、僕じゃない。
心の中で繰り返す言葉を覆すように、鏡の中の僕は再び笑った。
逃げてんじゃねぇよ、と唇が動く。
｢弱虫の癖に｣
声が聴こえて、窓ガラスを強く叩いた。

何だ、懐かしいこと思い出してるな。
ふ、とまぶたを持ち上げると、やけにはっきりと彼はそこに居た。
｢…夢かな｣
｢夢だろ｣
真っ白な空間の、目の前にだけ切り取られたような窓の向こうに視線を投げたまま呟くと、隣から返事が来た。
変なの、と微かに笑うと、彼はだよな、と相槌を打った。
それが当たり前のように、ただ並んで座っている。
｢…君と遊びたいなあって、思ってた｣
まだ幼かった頃、自分にだけ聴こえる彼の声に、どうしているのにいないんだろうと必死で探した記憶がある。
ただ、彼は気付いたら自分の中にいて、でも誰にも見えない存在。
｢いるはずなのにね、こんな、触ることもできなくて｣
そう呟くと、隣の彼は少し笑った。
｢居るだろ、ここに｣
いつもの、どこか冷たい言葉ではなくて。
｢…ハレルヤ…？｣
視線だけを窓越しに動かすと、彼は驚くほど普通に笑みを浮かべていた。仕方ないやつだなと、まるで、子供みたいに。
振り返ろうとした指先が、彼の指先に触れた。
夢だと言ったはずなのに、その指先は温かくて、大きく鼓動が跳ねる。思わず引きかけた指先を、彼の指先に引き止められるように軽く握られて、そのまま動けなくなる。
｢…っ｣
初めてだ。
たとえ夢でも、彼に触れることなんてなかったのに。
｢…ハレルヤ｣
声が、震えた。
ガラス越しの彼は、軽く目を閉じて少し面白そうに笑ったまま、ゆっくりと握った指を絡めた。
唇が、微かに動く。
アレルヤ。
ただ、それだけを。
指の間に指を絡めて、ただ流れるように握られた手のひらの温かさ。
目を閉じた。
絡めた指先に、ほんの少し力を入れる。
僅かな変化に握り返された手のひらに、言いようのない安堵が染み出すように。
ただひとり、そこに居る人。
ただひとつ、繋がっているもの。
たとえ夢でも、その存在を。
｢ここに居るぜ｣
いつか覚める夢でも、確かに最後の、最後まで。
その存在に、ただ強く手を握り締めた。


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ちなみに、最後の一文についてはさっぱりスルーしました。
だって書けないんだ…ごめんなさい。